ブログで勉強会を連載しようと考えた理由は、自らの仕事を振り返り見つめなおす。そのことを記録に残したいと考えたこと。
予算があればこの工法が 理にかないますよ。というご紹介。
そして、住宅を供給する側の 体質 を問いかけたい事。
こうした記事を通じて「 家 」という「 建築 」に多くの人が理解を深めてもらえればと生意気にも考えたからである。
頼みもしないのに舞い込むチラシや折り込み広告には「 健康住宅。堂々完成! 」などと文字が踊る。でもその現場は防蟻処理(白蟻に対する薬を現場で塗布すること)する際、防毒マスクして作業をし、隣の家にも「 作業中は窓を閉めておいて下さい。ご協力お願いします。」てなことをしていた。
ほんまに健康住宅なん?とっ、突っ込みを入れたくなる。
白蟻処理や防毒マスクが悪いわけでは無い。倫理観の問題かもしれない。
「お客様の夢をかなえます」最も多いキャッチフレ-ズだが、その実はお客様の言うがままの住宅を建てることで、営業的な短期決戦、後のクレ-ムに対する布石にしている現実。営業的なツ-ルではいけないのである。
構造見学会という地味な催しには人は集まらず、完成見学会なら人が集まる。何故?
引き渡し後のクレ-ムが少ないからと言って、軸組みの構造材も全部集成材・内装もすべて新建材・施工費が安いから全てビニールクロス。それでいいのだろうか?
白蟻の食害被害を見るとEWを主要な柱に使う気にはなれない。それどころか、出来うるなら全て無垢材で構成したい。(1階はね。)
「 無垢材の方が安いですよ 」なんて説明する営業マンの常識を疑う。集成材の持つスペックと比較対象になる無垢材は必ず値が高い。
住まい手にこうした情報を伝えたいと思う。
JIOの検査を受けるから安心なのでは無い。
第三者機関を使うのは施主を安心させる裏付けがほしいからだ。
しかし、こうした業界の構造は 住まい手が望む故出来上がった と考えている。すべてイメ-ジ先行なのは言うに及ばず、お金を出す方が基本的に偉い、という風潮で、その家が住む人に優しいかどうかの検討は省かれ、施主の希望とおりの家に仕上げ建築が始まる。
住みにくそうな家なので、助言をしようと思えば営業から「待った!」がかかり、鉄は熱いうちに打てとばかりに、契約を急ぐ。
もし住まい手に 「 家 」に関する理解が深ければ様相は一変すると信じている。
リビング階段が希望と言われれば、長所短所の検討は無くプランは進む。そこにあるのは営業ト-クだ。
実は目的は「 営業主体の住宅業界を紹介し、営業行為とは無関係な住宅の質をお話ししてゆきたい」
確かにロ-ンの相談など手軽にできる存在である営業が要らない。とまでは言わない。
だが営業的な手法が、建築の根本を上回る現在の業界は おかしい と思っている。
イメ-ジに走らず、無農薬野菜を探す気持ちを持って頂きたい。無農薬野菜は店頭に並ぶまで、手間暇をかけ作っている。
納得ゆく住宅というのは、施主参加で作るもの。それには手助けはするが手間もかかるのだ・・学ぶことは当然必要なのだ。そういう思いでこの連載を考えている。
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